ライフセービング

大洗サーフ・ライフセービングクラブの活動は、『ライフセービング』そのものの見直しです。すなわち、海辺に関する様々な活動を手がけ「浜」を育て「人」を育むこと、それもライフセービングのミッションであると考えています。

事故が起こる前に対処すること

ライフセーバーの活動は水難事故の救命活動だけと思われがちですが、本来の目的は「事故そのものを防止すること」です。水辺での事故を防ぎ、すべての人が安全に気持ちよく楽しめるように活動すること。これこそが、わたしたちの使命なのです。そのため監視・救助だけではなく、迷子の保護、子どもたちへの教育、啓蒙、バリアフリー、美化活動といった非常に幅広い活動を行っています。私たちはこうした広範なライフセービング活動を行うために、ライフセーバーの資格を持っています。この資格は日本ライフセービング協会が発行しているもので、救助のトレーニングを受け、海に関する基本知識や救命方法などを学ぶものです。もちろん日々のトレーニングも欠かすことはできません。

しかしながら、我がクラブでは資格を取った者だけがライフセーバーであるとは考えてはいません。ライフセービングは誰でも参加でき、たとえ泳げなくても、身体的ハンディキャップを持っていても参加できる活動です。社会奉仕と博愛の精神に基づく思想を持つ人こそがライフセーバーなのです。

監視活動

ライフセーバーの第一の任務となるのがサンビーチにおける監視活動です。事故を未然に防ぐため、いち早く危険を察知して事故を発見できるよう、浜に設置した6つのタワーとパトロールセンターを中心に浜辺から、そしてチューブやレスキューボードなどで海の中からも監視活動を行っています。また、その日の天候や状況の変化に応じて遊泳状態の判断もライフセーバーが行っています。ビーチを総合的かつ複合的に監視することにより、より的確でより迅速な判断が行えるよう日々改善に務めています。

救助活動・応急処置

我が国における1年間の水難事故は約1500件を数えます。海での水死者は400人以上にのぼり、特に夏場の水難事故発生件数は非常に多くなっています。心臓停止や呼吸停止から生命を守るためには一刻も早い一次救命処置が必要になってきます。私たちはこの処置を速やかに行うため、体力を鍛え、心肺蘇生法の救命技術の訓練を行っています。
また、海辺でのすり傷やケガなどにも応急処置(ファーストエイド)を行うほか、迷子の保護も行っています。

啓蒙活動

海辺で安全に活動する知識を身につけてもらうため、子どもたちを対象として人形劇や紙芝居などを用いたセーフティーキャンペーンやジュニアライフセービング活動を行っています。また、ライフセーバーの活動を知っていただくため水難救助のデモンストレーションや救助を求める「助けてサイン(片手を浜に向かって左右に大きく何度も振るサイン)」の定着のための活動も行っています。2007年にはユニバーサルビーチ10周年記念事業としてシンポジウムを実施しました。

環境美化

サンビーチを気持ちよく利用していただくためのゴミ集めや清掃活動もライフセーバーの活動です。吸い殻をゴミにしないために竹の灰皿を貸し出したり、浜辺のゴミをお客さんたちと拾い集めるクリーンキャンペーンを実施しています。気持ちよく海水浴をするために、みんなで浜をきれいにしましょう。

ユニバーサルビーチの発展

「誰もが安全に楽しめるビーチづくり」の旗印のもとに、ハンディキャップを持つ方のための環境整備を行い、ランディーズの貸し出しなどを行っています。
また、2007年からは誰もが一緒に楽しめるビーチフラダンスをはじめました。