2019年、津波対策としてサンビーチ入口付近に、緊急避難施設「ビーチセンター」が設置されました。津波対策の一時避難所として利用することとなりますが、基本的な津波対策としては、以下のように検討してまいりました。
これまでの経緯
2011年5月、クラブと「町づくり推進(企画)課」「観光課」「防災課」にて夏季海水浴場検討会を開催。 この様な時だからこそ「水辺を安全に楽しんでもらう」という水浴場の原点を重視し、結束して難局に当たろうと確認を行いました。
水浴場運営上、我がクラブに一任されている浜辺での判断も多いことから安全対策(開設条件)をいくつか提案し、以下の通り合意を得ることができました。
・大気、海水の調査は頻繁にしているものの、遊泳エリアの水底安全確認がされていない。従って水底調査を近々に実施する。
砂においては国の暫定基準値がないため測定値を発表しないということであったため、クラブ独自でビーチ数か所の砂を採取し関係機関に持ち込み測定を実施
・若干の陥没や所々にある津波によってもたらされた海底の黒い砂が目につく。海底の蹉跌だけではなく沈殿有害汚物(重金属・ダイオキシンetc、)である可能性もあり、シーズンまでに改めて浜全域にきれいな砂の層を補充する。
・浜全体に波打ち際から背面地までの常設避難通路を設置する。
・2011年5月5日にクラブ員によって、浜数か所からの第1次実踏計測(子供を連れて裸足で避難するスピードを設定)実施
・2011年5月29日、第3次実踏計測調査を実施。背面地への避難流し込みシミュレーション(人数)は防災課と詰めの協議
・津波、高潮に特化した誘導標識を制作する一方、視力・聴力にそれぞれに頼らない緊急避難用サインの検討。地震速報等の周知とともに注意報・警報に対する対処、連携を図りました。
・パトロールセンターに緊急用発電機を設置する。停電を想定した連絡・周知手段の具体化しました。
・緊急時の駐車場封鎖は無論のこと、隣接道路の封鎖作業を担当が実施できるように警察と検討しました。
以上を含め臨機応変な安全対策を浜従事者・関係各所及び「夏季対策委員会」に徹底して理解協力をお願いしました。
大洗町をはじめ各関係機関と協力し「大洗町海水浴場津波避難誘導計画」が策定されています。津波避難の誘導計画については以下をご確認ください。